Pythonダウングレード: なぜとどうやって行うのか?
最近、古いPythonコードを使っているツールを使っていて最新バージョンのPythonでは動作しないことにありました。
必要なバージョンにダウングレードすることで解決したんですが、アップグレードはした経験があるもののダウングレードは初めてだったので今回の経験から、Pythonのバージョンダウングレード方法を皆さんに共有したいと思います。
Pythonのバージョン確認の方法
Pythonの現在のバージョンを確認するには、ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、
"python --version"
"python3 --version"
上記いずれかを入力します。
これにより、現在インストールされているPythonのバージョン情報が表示されます。
既存のPythonバージョンのアンインストール方法
Pythonのバージョンをダウングレードする前に、現在インストールされているPythonをアンインストールする必要があります。
これは、システム上で複数のPythonバージョンが衝突を起こすことを避けるためです。
アンインストール方法は、使用しているオペレーティングシステムによります。
Windowsの場合:
- スタートメニューを開き、「コントロールパネル」を選択します。
- 「プログラム」の下にある「プログラムと機能」をクリックします。
- プログラム一覧から「Python」を探し、クリックします。
- 上部にある「アンインストール」をクリックします。
- ウィザードの指示に従ってアンインストールを進めます。
Macの場合:
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します:
/Applications/Python
のバージョンにあるフォルダに移動します。
例えばPython 3.6の場合、cd /Applications/Python3.6
を入力します。sudo rm -rf
を使用してPythonをアンインストールします。
上記の例であれば、sudo rm -rf Python3.6
を入力します。
以上の手順を注意深く行うことで、Pythonを安全にアンインストールできます。
ただしOSにより異なる手順を必要とする場合があるので、それぞれのシステムのドキュメンテーションを参照してください。
希望のPythonバージョンのインストール方法
次に、ダウングレードしたいPythonのバージョンをインストールします。
Pythonの公式ウェブサイトから該当バージョンのインストーラをダウンロードし、インストールを進めます。
また、pyenvなどのバージョン管理ツールを使用すると、より簡単に複数のPythonバージョンを管理できます。このやり方は別途記事で説明します。
ダウングレード後の確認とトラブルシューティング
最後に、ダウングレードが成功したかを確認します。再度"python --version"コマンドを実行して、正しいバージョンが表示されるかを確認します。何らかの問題が生じた場合は、エラーメッセージを調査し、適切なトラブルシューティング手順を実行します。
まとめ
以上がPythonのバージョンをダウングレードする一連の手順になります。
このガイドが皆さんのPython開発活動を円滑に進めるのに役立つことを願っています。
問題が発生した際には、エラーメッセージを丁寧に読み解き、適切なトラブルシューティング手段を講じてください。
各ステップを慎重に行うことで、必要とするPythonバージョンの利用が可能になります。