Pythonを使う上で、プロジェクトごとに違うバージョンのPythonを使いたいと思ったことはありませんか?
今日はそのような問題を解決するためのツール、pyenv
の使い方について詳しく解説します。
pyenvとは何か?
pyenv
はPythonバージョン管理ツールの一つで、プロジェクトごとに異なるPythonバージョンを簡単に管理することができます。
しかし、その使い方が一見してわかりにくいため、この記事ではその詳細な使い方を解説します。
pyenvのインストール
まずはpyenvのインストールから始めます。
以下のコマンドを実行してインストールを進めましょう。
MacOSの場合
brew install pyenv
Windowsの場合
Windowsの場合、pyenv-winを使用します。
pip install pyenv-win --target $HOME/.pyenv
Pythonバージョンのインストールと切り替え
次に、pyenvを使ってPythonのバージョンをインストールし、それを切り替える方法について説明します。
pyenv install 3.9.0
pyenv global 3.9.0
上記のコマンドでPython 3.9.0をインストールし、システム全体のデフォルトバージョンに設定します。
プロジェクトごとのPythonバージョンの管理
最後に、プロジェクトごとにPythonバージョンを管理する方法について解説します。
cd /path/to/project
pyenv local 3.8.5
上記のコマンドで、指定したプロジェクトディレクトリ内でのPythonバージョンを3.8.5に設定します。
※バージョン3.8.5を例にしていますが初期のバージョンから最新のものまでをインストールすることが可能です。
※具体的なバージョンの範囲を調べるには、次のコマンドを実行します。
pyenv install --list
上記のコマンドで、指定したプロジェクトディレクトリ内でのPythonバージョンを3.8.5に設定します。
まとめ
以上がpyenv
の基本的な使い方です。
これを用いることで、Pythonバージョンの管理が大変簡単になります。
さあ、今すぐpyenv
を使ってPythonバージョン管理を始めてみませんか?pyenv
を使いこなせば、Pythonプロジェクトの管理が一層簡単になります。